IS-capsule
アイエスカプセル 特許第4252619号天然原料を用いて、腸溶性を向上
ソフトカプセルは、通常摂取後、体内で20分以内に崩壊するように設計されています。しかし、胃酸によって効果を失う成分や胃の粘膜に刺激を与える成分など内容物によっては、胃でカプセルが崩壊することが好ましくない場合もあります。
ISカプセルは、セラック、ツェインなどによるコーティング法ではなく、皮膜にペクチンを配合することでpH応答性を持たせています。カプセルの透明性を失うことなく、腸溶性を実現しています。
特徴FEATURE
- 胃ではカプセルが崩壊しない
- 腸ではカプセルがスムーズに崩壊
- 通常のゼラチンカプセルと同様の光沢感
- 天然原料を使用(コーティング不使用)
- 内容物の安定性を保持
- その他の性質は従来カプセルと同等(硬度、皮膜水分など)
ISカプセルに向いている成分例
COMPONENT●戻り臭が気になる成分
ニンニクや魚油などをISカプセルにすると胃からの戻り臭が抑制できます。
●胃酸の影響で効果が低減してしまう成分
一般的に乳酸菌は胃酸の影響で腸に届くまでに生菌数が半減するといわれています。また、ローヤルゼリーなどに含まれる一部のアミノ酸は、胃酸に弱いものがあります。
●胃に刺激を与えてしまう成分
有益な栄養成分でも、摂取することで胃がもたれてしまったり、胸焼けしてしまったりするような成分は、健康食品として継続して摂取することが困難になります。しかし、腸溶性カプセルは、胃で溶けにくく、腸で溶けやすくなっていますので、胃に負担をかけにくく、継続的な摂取が可能となります。
製剤技術ポイント
POINT●コーティング剤(セラック、ツェインなど)
均一な層を形成させるのが難しく、強い衝撃を受けたときにコーティング層がはがれ、腸溶性としての機能を損なうことがあります。ソフトカプセルの特徴である透明性と光沢感を損ないます。
●浸漬法
浸漬液に含まれる水分が皮膜に移行し、さらには内容物まで及ぶことで、内容物の安定性を低下させる可能性があります。
ISカプセルは、従来のコーティング剤や浸漬法によらない腸溶性カプセルです。皮膜にペクチンを配合することで、胃液(pH1.2)ではペクチンがゲル化、腸液(pH約7)ではペクチンが溶解するpH応答性を持たせています。コーティング加工などを必要としないので、カプセルの光沢も失われません。
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