NE-capsule
エヌイーカプセル乳化剤を使用せず、油のみで粉末を分散
粉末の有効成分をソフトカプセルに配合する場合、ソフトカプセルの内容液は、油・粉末・乳化剤で構成されます。ミツロウやグリセリン脂肪酸エステルなどの乳化剤は、ソフトカプセルに有効成分(粉末)を均一に分散させるために必要です。
これまでに弊社では、ビタミンC誘導体を用いて内容液を均一に分散する製剤技術、『Cカプセル』を紹介しました。
NEカプセルでは、乳化剤を使用せず、油のみで粉末を均一に分散しています。常温で固化する油を用いているため、油漏れのリスク低減も期待できます。
特徴FEATURE
- ミツロウ、グリセリン脂肪酸エステルを使用しないソフトカプセル
- 従来のCカプセル(乳化剤→有効成分)、OSカプセル(油不使用)とは異なる乳化剤へのアプローチ
- 有効成分(粉末)を均一に分散させるために、常温で固体の油(パーム油)を使用
- 常温では内容液が固化するので、油漏れのリスクが軽減
- 崩壊時に内容液の分散性に優れる
コア物質:パーム油
CORE油(脂肪酸)には、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があります。そして「不飽和脂肪酸」のなかに、原子の結びつきの数の違いにより「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」があり、「多価不飽和脂肪酸」に「オメガ6」と「オメガ3」が含まれています。パーム油は、アブラヤシの果実から得られる植物油です。飽和脂肪酸を多く含むため、常温では固体の油です。
製剤技術ポイント
POINTソフトカプセルにおいて、粉末の有効成分を均一に油に分散させるためにはミツロウやグリセリン脂肪酸エステルなどの乳化剤を使用します。弊社では乳化剤に関する製剤技術『Cカプセル』、『OSカプセル』があります。
■Cカプセル ビタミンC誘導体を用いて内容液を均一に分散する製剤技術
■OSカプセル 賦形油を使用しない製剤技術
NEカプセルは、乳化剤を使用せず、常温で固体である油(パーム油)を使用して、油のみで粉末を均一に分散する製剤技術です。
新しい価値をご提案いたします
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