Pea-capsule
ピーカプセル 特許第3802550号アミノ酸スコアを改善し、付着を軽減
通常のソフトカプセルは、皮膜にゼラチンを使用しており、保管環境により(例えば、高温になる夏場の車内や梅雨時期等の高湿度下)、カプセル同士が付着(ブロッキング)してしまうことがあります。また、カプセルが変形したり、付着したカプセルを無理やりはがすと、内容液が漏れてきたりすることもあります。
Peaカプセルは、ソフトカプセルの皮膜にエンドウたんぱくを配合しています。カプセル表面に微細な凹凸を発生させ、面ではなく、点でカプセルが接することでカプセル同士の付着を軽減しています。
特徴FEATURE
- 付着しにくい(耐熱、耐湿性に優れる)
- 皮膜の一部に植物性由来の原料使用(アレルギー性が低い、遺伝子組み換え原料不使用)
- 表面が艶消し状に仕上がる
- カプセルのアミノ酸スコアを改善
(ゼラチンはトリプトファンが制限アミノ酸のため、アミノ酸スコアはゼロ)
製剤技術ポイント
POINTソフトカプセル皮膜は、弾力性を高めるために、グリセリン等の可塑剤が配合されています。可塑剤は、多く配合するほど、皮膜の弾力性が向上しますが、ゼラチンに粘着性を与えてしまいます。特に高温・多湿下においては、この性質が顕著に現れるので、ソフトカプセル同士やソフトカプセルと容器との付着が生じることがあります。一方、ソフトカプセル皮膜の可塑剤を少なくした場合には、付着は改善されますが、低温・低湿下においてはゼラチンの弾力性が不足し、皮膜が硬化、ひび割れを起し、液漏れが発生してしまうことがあります。Peaカプセルでは、ソフトカプセル皮膜の一部にエンドウたんぱくを配合することで、カプセル表面に微細な凹凸を発生させ、面ではなく、点でカプセルが接するようになり、高温・多湿下におけるカプセル同士の付着を軽減します。
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